葬儀から、ただいまぁ

福島の友人の通夜24年5月12日(土)・告別式13日(日)に参列してきました。
詳細は後日。

行って来てとてもよかったです。
綺麗にお化粧された彼女に会うこともできたし
ご家族に会うこともできたし
彼女の古くからの友人たちに会うこともできました。

通夜式の後、
喜怒哀楽入り混じったお喋りをする中で
あたしが知らなかった彼女のことや
彼女が紡いできた縁を沢山感じることができました。
5時間くらい喋りっぱなしw

きっとここまで自分をネタに盛り上がるとは思ってなかっただろうなぁ。

「静かに、簡略に、短時間で、発つ鳥水を濁さず」が彼女の葬儀の規模だったらしいけれど
お構いなしw
うるさくて、長々と、これでもかとばかりに、彼女のことを掘り返して
笑ったり泣いたり怒ったり泣いたり笑ったりしてきました。

「もったいないな。」
「悔しいな。」
「出来ればこの輪の中で彼女とお話がしたかったな。」

みんな、そんなことを言ってました。
同時にみんながみんな「後悔」をしていました。

「もしもあの時、あたしが、彼女にもっと接してあげることができたなら・・・。」

言っても仕方がないことだけれど
ぼそぼそとみんながそんなことを言っていました。

彼女の小学校時代からの現在までずっと彼女を見てきた友人Nさんが
「しょうがないよ。」
とぼそり。

何十年も彼女と親交のあったNさんがそういうのです。
彼女が尊敬してやまないと言っていたお姉さんも、
「しょうがないよ。」
と呟いていました。

「誰のせいでもない。しょうがない。」

二人にこう言われてしまったら
「あたしのせいだ」なんて偽悪めいたことは言えなくなってしまいました。

最後にはみんなで
「葬儀にこれて本当によかった。ありがとう。」と言い合って帰りました。
葬儀の際に「ありがとう」が出るのはいい葬儀の証拠です。
本心からのありがとうでした。
いい葬儀です。

宴もたけなわ、
彼女には、
「またな。」
と言って、告別式の会場を後にしました。

物思いにふけりながら駐車場へ向かい、
荷物の整理をしていると
一本の電話が入りました。

「うつしもさん、財布忘れてるよ。」

彼女の父でした。
そういえば、財布がありませんでした。
「!。。。うわあああああ!すぐとりに行きます!」

「またな」って。。。10分後かよっ

彼女の飼い猫のチョキにも会ってきました。
彼女のツイッター上でのアイコンもチョキでした。
顔を見ればわかるでしょう。
とても愛されている猫。

ご家族の許可を得ているので、
写真UPします。
人がたくさん来ててビビりながらも興味津津のチョキ。ですw
にゃう~ン


choki

choki224513.jpg

葬儀の時間

友人の一言に後押しされるように
葬儀の期日、時間、場所を、調べて
幸運にも知ることができた。

今週末、あたしは福島の友人を見送ってくる。

そう思うと、まだまだしてあげられることがあるようで。。。少しほっとした。

印象的だったこと

福島の友人は

背の高い、お洒落な人だった。
あたしがパーカーにジーパン。スニーカーというお洒落センスの欠片もない服で
福島市内某所に到着したとき、
彼女は歩きにくそうなヒールの高い赤い靴に、ピンク色のスマートなコートを着て、
頭にはマシュマロみたいな帽子をかぶっていた。

新潟で会った時
「あたし、お洒落な服もってないけどイイ?」と聞いたら
「服なんてどうでもいいよ」と行ってくれたのに、
本人は頭の先からつま先、「全部新調した」とのことだった。

「エンゲル係数あげなさい!」とあたしに叱られるのを気にも留めず。

摂食障害でもあった彼女は長身の割に痩せていて、
白くて長くて細い腕が、マッチ売りの少女みたいに思えた。
あたしは誘ったクラシックのコンサートの最中見事に眠ってしまったけれど、
合唱をやっていたという彼女は爛々とした目で、
「テノールとはね。。。バリトンとはね。。。」と専門的な話を噛み砕いて話してくれた。
彼女は頭が良かったのだ。
「成績優秀と、頭が良いのは違う」と彼女は言っていたけれど、
あたしの印象としては「自分の事以外なら何でも分かる」様子の女性だった。
自分のことは諦め尽くしていると、聞くたびに
あたしは
「そんげことね。そんげことね。」とバカの一つ覚えみたいに唱え続けた。

あたしは
ファミリーレストランが好きなのでそこで食事をした。
ファミレスの喧騒が「死の話題」を遠ざけてくれる。
話題が重くなりすぎず、アイディアも閃きやすい。
あたしはファミレスが好きだったし。。
そうだ、
彼女はネギが苦手だった。

「子供か」というあたしに
「あなたハンバーグ食べる癖にその言いぐさはないでしょう」と彼女。

ウェイトレスさんに「出来ればネギ全部抜いてください」とあたし、
「あわわ。無理は言いません」と彼女。
結局ネギ抜きは叶わず、
彼女は時間を掛けて豚肉についたネギを「全て」誤ることなく取り外して口に運んでいた。

普段は食べる気すら起こらないと言っていた彼女が
ネギ抜きの肉を食べていたのには理由がある。
その数日前に
彼女の古い友人と一緒に食事をしたらしく、
古い友人がその料理を食べていたからだ。
「同じものが食べてみたいの」と彼女。

一泊予定だった彼女にホテルを紹介。
「ネットカフェで良いのよ」という彼女に、
そういうわけにはいかん。と
友人がフロントをやっているホテルに割安で放り込んだ。
確か5階の部屋だったのだと思う。

迎えのエレベーターが来てあたしたちは「バイバイまたね」。
あっけないくらいはやく、エレベーターのドアは閉まってしまったけれど、
彼女は淋しそうにも強情な顔をしていたように思えた。

「旅は好きよ。ホテルは慣れているから、大丈夫」
ひとりで外を歩くのが怖いと言っていた彼女を、放っておくのは
気が引けたけれど、
「心配し過ぎは友達のすることじゃない」と、あたしは帰路についた。

翌日、あたしは朝から仕事。
夕方になり、
夜になり、
福島到着のメール。
「ついたぞー!」の文字は彼女らしくないくらいに短くて、力がこもっていたように感じた。





思い出になってしまう

秘密基地なう。

つらつらと、福島の友人のことを書く。

4月29日(日)以降、彼女は生きようとしていた。
障害厚生年金について、年金事務所にも出向いていたし、
ハローワークで次の職探しもしていた。
未来をみているのかもしれないとあたしは思った。
前向きな彼女の声は弾んでいたし、
弾んだ声を聞くのは本当に嬉しかった。

夏にまた福島で会おうといったあたしに「じゃあ、観光地を研究しておかなきゃね」とも言っていた。
「死にたいけれど前を向かなきゃいけない」とも言っていたし、
「大丈夫を繰り返せば大丈夫になる」とも言っていた。

5月5日の夜も。
あたしたちは電話をして笑っていた。
あたしの正体を友達たちに告白したことを話題にして。
「受け入れてもらってよかったね」と彼女は言ってくれたし、
あたしは「すーぱーむーんをみてよ。」と月見を催促した。
彼女にできた新しい友達の事や翌日に会う予定になっていた
中学時代の友達の事を話したりして。

今思えば。。。という彼女が発していただろうSOSのサインは、
今にならなければ、分からなかった。
わかっていれば。。。という考えも傲慢だ。
あたしたちはカミサマではないのだから。。。

最中にいる中、あたしたちは、全てを俯瞰することはできない。
あとになって、始めて、「あの言葉は何だったのか」の答え合わせが出来る。
生きていれば、答え合わせが出来る。
全ての答え合わせは当然出来ないし、する必要もないけれど、
知っておいた方が良いことは、時間が経てば「わかる」ように出来ている。

こんな文章は書くべきじゃないかもしれない。
書くべきかもしれない。
最中で。UP


しらみつぶしに

しらみつぶしに福島の斎場を調べる。
ちゃんとお別れをしないといけない。
出来ることをやる。
出来もしないことをやろうとしたあたしに残されたいま出来ること。

葬義に出ること。

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

counter

autolink

プロフィール

うつしも

Author:うつしも
社会保険労務士有資格者だ。それとはべつに、わたしの知っている範囲でなんとか、生き延びる方法をお伝えします。医学知識はどっかから引用しますのだ。うつが治るって何とか社会に適応できてるってことだ。3年毎日失恋し続けるよりつらい。さみしいけど。稼がないと。死んじゃわないでね。なんとかなるから。のりきろ。
*誤解を招くようですが一人称「あたし」は♂です。「あたし」でしか書けないことがあったの。ごめんね。24.5.13

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
名作・安心の本

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

新品価格
¥480から
(2012/1/10 11:13時点)

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

新品価格
¥480から
(2012/1/10 11:14時点)

7年目のツレがうつになりまして。

新品価格
¥1,155から
(2012/1/10 11:15時点)

最新コメント
最新トラックバック
リンク
認知療法解説書元祖
読むだけでも質のいい療法になります
認知療法実践書元祖
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2ランキング
SEO